河幅かふく)” の例文
見おろす一面の河幅かふくは光り、光の中に更に燦々さんさんたるものが光って、その点々を舷側げんそくに、声なく浮ぶ小舟がある。小舟には一、二の人かげの水にうつって、何やらしきりにさお河心かしんを探っている。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)