永預ながあず)” の例文
十七士が細川家に永預ながあずけになる場合は、当然お召抱えの沙汰があろうし、また、時服と同時に、大小の入用はきまっているから、その時に役立つようにと、秘蔵の古刀、新刀十本を
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「宮本の遺族は国許くにもと押籠おしこめ、畑の娘も弟が八歳になりましたら、国許のいずれかへ永預ながあずけということにしたらいかがと思います、もちろん評議のうえでなければわかりませんけれども」