“水脹”の読み方と例文
読み方割合
みずぶく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、寝床へはいり、湿しめった漆喰しっくいのところどころにできた水脹みずぶくれを見つめながら、彼は、自分の意見をし進める。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
船長はぶるさんといわれる七十近い老人で、体の水脹みずぶくれにふくれた中気病みである。そのうえもうすっかり眼がかすみはじめているので、航海のかじをとるのは無理であった。
留さんとその女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)