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水甕
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みづがめ
ふりがな文庫
“
水甕
(
みづがめ
)” の例文
湯呑が一つしかなかつたので、私はもう一度お勝手へ行つて、
水甕
(
みづがめ
)
からくんで呑みました。——二度お勝手へ行つたわけですが、水を
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鶴吉は「お末の奴何んだつてあんなものを持出しやがつたんだらう」と思つて見まはすと、洗面所の側の
水甕
(
みづがめ
)
の上にそれが
載
(
の
)
つてゐた。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
お勝手の
水甕
(
みづがめ
)
——早支度をするので飯炊きの權三郎が前の晩からくみ込んで置いた水の中には、馬を三十匹も
斃
(
たふ
)
せるほどの恐ろしい毒が仕込んであつたのです。
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「尤も、大概出て來ました。翌る日か、遲くて三日目くらゐには、誰かが見付けます。簪が火鉢の灰の中に突つ立つてゐたり、
擂粉木
(
すりこぎ
)
が佛壇の中にあつたり、徳利が
水甕
(
みづがめ
)
の中に沈んでゐたり」
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はそれを尻目に、小半
刻
(
とき
)
水甕
(
みづがめ
)
に噛り付いて、調べて居りましたが
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
甕
漢検1級
部首:⽡
18画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶