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水掛論
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みずかけろん
ふりがな文庫
“
水掛論
(
みずかけろん
)” の例文
その条件が実は手品または
詐欺
(
さぎ
)
の挿入し得る条件だったのであるが、それだといって実験を打ち切れば、結局
水掛論
(
みずかけろん
)
に終り、火は益々燃え上るばかりである。
千里眼その他
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
あっても
終
(
しま
)
いには
水掛論
(
みずかけろん
)
になってしまうので、結局、お互いの脳髄を怪しみ合いつつ物別れになる事が、最初から解り切っている。そうして、あーでもない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
如才
(
じょさい
)
ないお政は絶えず笑顔を見せているが、
対手
(
あいて
)
は甚だ迷惑に感じた。と云って、ここで
何時
(
いつ
)
まで争っても
究竟
(
つまり
)
は
水掛論
(
みずかけろん
)
である。市郎も
終末
(
しまい
)
には黙って
了
(
しま
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「——というたところで後となれば
水掛論
(
みずかけろん
)
。武蔵の方に、何名助太刀がついて来ても、世間は彼の名の一つしかいわぬ。その一人の名と大勢の名とでは、世間は相違なく、大勢らしい方を憎む」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“水掛”で始まる語句
水掛祝
水掛