気懸きがゝ)” の例文
旧字:氣懸
『それはさうと、』と敬之進は思付いたやうに、『斯うして吾儕われ/\ばかり火鉢にあたつて居るのも気懸きがゝりだ。奈何どうでせう、二人で行つて見てやつては。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)