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気多
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けた
ふりがな文庫
“
気多
(
けた
)” の例文
旧字:
氣多
自分は気を付けて各地の話を聴いていたのだが、遠州の
気多
(
けた
)
の山村などでは、ムジナは狸のこう
経
(
へ
)
たものだというそうである。
狸とムジナ
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
気多
(
けた
)
のみさきまでずっと
並
(
なら
)
んでみよ、そうすればおれがその
背
(
せ
)
中の上をつたわって、かぞえてやろうと申しました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
羽咋
(
はぐい
)
で下りて、一の宮の
気多
(
けた
)
神社に
参詣
(
さんけい
)
を済ませましてから、外浦へ出たまでの事ですが、それだって、線路を半道離れますと、車も、馬も、もう思うようには行きません。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
カチイモ 静岡県
気多
(
けた
)
の山村などでカチ芋というのは、普通の里芋、この辺でエゴ芋というものの乾したのである。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そして、因幡の
気多
(
けた
)
という海岸まで来ますと、そこに毛のないあか
裸
(
はだか
)
のうさぎが、地べたにころがって、苦しそうにからだじゅうで息をしておりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
さてしばしば引合いに出る遠州
京丸
(
きょうまる
)
の
牡丹
(
ぼたん
)
の話、あれは今の
周智
(
しゅうち
)
郡
気多
(
けた
)
村大字
小俣
(
おまた
)
京丸の一部である。人の住む在所である。路が遠くて悪いのは人家の数が少なく経済力が弱いためである。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
“気多”で始まる語句
気多川