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気中
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きあたり
ふりがな文庫
“
気中
(
きあたり
)” の例文
下り船の乗りがけに、いやな
気中
(
きあたり
)
がしたが、あれこそは、こんなやつといっしょに、南の海の果で藻屑になるというしらせだったのだろう
重吉漂流紀聞
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
気中
(
きあたり
)
がして甲板へ出てみると、
端艇架
(
ダビット
)
のそばにBコートを着た船員が三人ばかり舷側から乗りだすようにして海を見ていた。
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
気中
(
きあたり
)
がして、中をのぞいて見ると、寝台の上にフェルナンデスが俯伏せになり、知世子のほうは、ひどくちぐはぐな恰好で
床
(
ゆか
)
の上にのびている。
予言
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
妹に頼まれて面甲を叩きつけに行ったときふとそう思い、
気中
(
きあたり
)
がしてしようがなかったが、この間、いつぞやの嫌味を言いに行くと、
出居
(
でい
)
の敷莚に胡坐をかいているやつがいる。誰だと思います。
うすゆき抄
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高