残灯あかめ)” の例文
旧字:殘燈
しかしまたしばらくするとそれは、甘いようなすすり泣きに変り、夫婦らしい密語にしいんとひそまッて、なお、しゅくしゅくと、五更よあけまえ残灯あかめもともにまたたきいているふうだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)