死顔しがお)” の例文
旧字:死顏
いつも莞爾々々にこにこして、亡くなる前日までなわうたりせっせと働いて居ました。入棺前、別れに往って見ると、死顔しがおもにこやかに、生涯労働した手はふしくれ立って土まみれのまま合掌して居ました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)