歯切はぎし)” の例文
旧字:齒切
正木博士の口をアングリと開いて、呆気あっけに取られている顔を見下しつつ、ギリギリと歯切はぎしりをして、唇を震わした。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
棒のように突立ちながら歯切はぎしりをして、兵士の顔を睨みまわしていましたが、やがてその持っていた剣をカラリと床の上に取り落すと、そのまま高い暗い天井を仰いで
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
時折りはキリキリと歯切はぎしりをするような音さえ殻の中で起るのでした。
(新字新仮名) / 夢野久作(著)