檐頭えんとう)” の例文
少女驚いて耳をそばだつればをかしや檐頭えんとう鸚鵡おうむ永日にんでこのたわむれを為すなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
檐頭えんとうに立寄りて、何にてもよし食ふべきものありやと問ふに、素麺そうめんの外には何物もあらずと答ふ。止むなくこれを冷させて食ふ。常は左程このまざるものなれど、そのうまきことたとふるにもの無し。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)