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機舎
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はたや
ふりがな文庫
“
機舎
(
はたや
)” の例文
山にはまた、うす黒い
綿雲
(
わたぐも
)
が降りていた。お通は無自覚に手紙を持って、
庫裡
(
くり
)
の横にある
機舎
(
はたや
)
へかくれた。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
機舎
(
はたや
)
で、独りで泣いていたあの時は、去年から又八のためにと丹精して織りかけていた布を、ズタズタに切り裂いて、その
刃
(
やいば
)
で死んでしまおうかとまで、思いつめていたのである。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沢庵
(
たくあん
)
は、迷子を捜すように、お通の名を呼びながら、境内を歩いていたが、
機舎
(
はたや
)
の中には、
筬
(
おさ
)
の音もしないし、戸も閉まっているので、何度もその前を通りながら、開けてみなかった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“機”で始まる語句
機
機嫌
機会
機械
機會
機関
機織
機屋
機微
機智