標柱ひょうちゅう)” の例文
それはある大きな村から遠くない百姓家ひゃくしょうやにとまった朝のことであった。その村はブアシー・セン・レージェという名であることは、往来おうらい標柱ひょうちゅうでわかった。
「いよいよ来ましたよ。ここが、この町中で一番高いところです。ほら、この標柱ひょうちゅうをごらんなさい。『スミレ地区深度基点しんどきてん〇メートル』と書いてあるでしょう」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
テーブル掛けの上へ、太い指先を平たく押しつけて、主要なところへ標柱ひょうちゅうてたつもりになる。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)