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楓樹
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ふうじゅ
ふりがな文庫
“
楓樹
(
ふうじゅ
)” の例文
「秋は鮮紅なお山の風情が得もいわれぬ美観でございますが、冬は、
御霊廟
(
みたまや
)
の玉垣が神々しいばかりで、
楓樹
(
ふうじゅ
)
の
梢
(
こずえ
)
には一葉もござりませぬ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
庭には大盃という
楓樹
(
ふうじゅ
)
があって、根元につくばいが据えてあり、いつも綺麗な水が
溢
(
あふ
)
れるようにしてありました。
苔
(
こけ
)
のついた石に紅葉の散っている時などはよい眺めでした。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
もちろん千年の色を誇っているのである。ほかはことごとく
雑木
(
ぞうき
)
でいっせいに黄葉しているが、上のほう高いところに
楓樹
(
ふうじゅ
)
があるらしい。
木
(
こ
)
ずえの部分だけまっかに赤く見える。
河口湖
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
楓樹
(
ふうじゅ
)
の肌が冷えていた。城の本丸の彼がいつも坐るベンチの後ろでであった。
城のある町にて
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
楓
漢検準1級
部首:⽊
13画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“楓”で始まる語句
楓
楓林
楓葉
楓湖
楓河岸
楓山
楓材
楓橋
楓石子
楓林停車