“ふうじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

庭には大盃という楓樹（ふうじゅ）があって、根元につくばいが据えてあり、いつも綺麗な水が溢（あふ）れるようにしてありました。苔（こけ）のついた石に紅葉の散っている時などはよい眺めでした。

鴎外の思い出 (新字新仮名) ／小金井喜美子(著)

（衆僧経の諷誦（ふうじゅ）の声にて、舞台一同合掌礼拝。）

取返し物語 (新字新仮名) ／岡本かの子(著)

風樹（ふうじゅ）の嘆は何人といえども免れ難からんも、就中（なかんずく）われに於て最も多し。

父の墓 (新字新仮名) ／岡本綺堂(著)

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