“梅壺”の読み方と例文
読み方割合
うめつぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇太后は実家においでになることが多くて、まれに参内になる時は梅壺うめつぼの御殿を宿所に決めておいでになった。それで弘徽殿こきでんが尚侍の曹司ぞうしになっていた。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
そのほうを助ける人たちは言って、三女御の競争になったのであるが、結局梅壺うめつぼの前斎宮が后におなりになった。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
梅壺うめつぼ王女御おうにょごのほうのは古典的な価値の定まった物を絵にしたのが多く、弘徽殿のは新作として近ごろの世間に評判のよい物を描かせたのが多かったから
源氏物語:17 絵合 (新字新仮名) / 紫式部(著)