梁木はりき)” の例文
周囲の子供等を引率して学校の授業も何もかまはずに山や沢に出掛けるので、そのやり方が何処どこか猛烈なところがあつた。一度教員は忿怒ふんどして学校の梁木はりきにその童子をつるして折檻せつかんしたことがある。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
その血しぶきは今でも梁木はりきの胴腹に黒ずんで残っている。
怪夢 (新字新仮名) / 夢野久作(著)