“桃山”の読み方と例文
読み方割合
ももやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原時代の輪違わちがい模様、桃山ももやまから元禄げんろくへかけて流行した丸尽まるづくし模様なども同様に曲線であるために「いき」の条件に適合しない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
頃は三月、桃の花の時節で、大阪の城の東に桃山ももやまと云う処があって、さかりだと云うから花見に行こうと相談が出来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
福円の妻女は至って優しい慈悲深きたちゆえ親も及ばぬほど看病に心をつくし、桃山ももやまの病院にまでいれて、世話をしてやった、するとある夜琴之助が帰りきたり、全治なおりましたからお礼に来ましたと
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)