根元もと)” の例文
この上にはいでじ、かくあへる人と人とを分てるによりて、わが腦はあはれこのからだの中なるその根元もとより分たれ、しかして我これを携ふ —一四一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それが、根元もとと申しますのは、地体この地震の風説うわさは、師走以来こちらの陽気から起ったのでござりましょう。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)