枯寂こじやく)” の例文
そして心の内には自分が兼て排斥した枯寂こじやくくうを感じてゐた。昼八つどきに平八郎は引上ひきあげの太鼓を打たせた。それを聞いて寄り集まつたのはやう/\百五十人ばかりであつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)