東磐井ひがしいわい)” の例文
アオカテ 陸中東磐井ひがしいわい地方で青カテといっているのは、大根の葉の塩漬にして貯えられたもののことである。これを小さく刻み大根とともに米の飯に交えて食べる(岩手藤沢誌)。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それは陸前の登米とめ本吉もとよし気仙けせんの諸郡から、陸中の東磐井ひがしいわい、江刺(以上旧仙台領)
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
北秋田の方では羽が赤いから蕃椒鳥だというに反して、東磐井ひがしいわい郡ではくちばしが真紅で蕃椒に似ているからといい、鳩より小さくして茶褐色だとあるのが(郡誌)、何だか山ショウビンの方にも取れる。