“東亭”の読み方と例文
読み方割合
あずまや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルセーヌ・ルパンはとある東亭あずまやの中で、煙草をくゆらしていたが、やおら身を起すと桟橋の端近く水面を覗き込むようにして
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
ついふた月ほどまえに松平伊豆守がわざわざそのために造営さしたお庭つづきのおほりばたの、ほんとうに文字どおりお濠ばたの数寄すきをきわめたちいさな東亭あずまやでした。
さっきの東亭あずまやというのが、そもそも上さまを迎えるためにこしらえたということがきゃつらにわかっていたものだから、二カ月かかってあの穴をお寺からほりの下をくぐって掘りぬき