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ほんけん
ふりがな文庫
“
本間
(
ほんけん
)” の例文
御出発なさる時に湖月抄と
本間
(
ほんけん
)
の琴とを買つていたゞきましたから、「もう十分ですのに」とは申しましたが、若い時ですからやはり喜びました。
兄の帰朝
(新字旧仮名)
/
小金井喜美子
(著)
そして幸子が
隅
(
すみ
)
の方に、床板に直かに
座布団
(
ざぶとん
)
を敷き、
光琳菊
(
こうりんぎく
)
の
蒔絵
(
まきえ
)
のある
本間
(
ほんけん
)
の琴を横たえて
坐
(
すわ
)
っていた。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
本間
(
ほんけん
)
の床の間には、大きな白紙に島田麻太という、新生児の名が
貼
(
は
)
ってあった。
おごそかな渇き
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
御出発なさる時に『
湖月抄
(
こげつしょう
)
』と
本間
(
ほんけん
)
の琴とを買っていただきましたから、「もう十分ですのに」とは申しましたが、若い時ですからやはり喜びました。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
どうしてこんな物がこの家に伝わっていたのであろう、———
色褪
(
いろあ
)
せた
覆
(
おお
)
いの
油単
(
ゆたん
)
を払うと、下から現れたのは、古びてこそいるが立派な
蒔絵
(
まきえ
)
の
本間
(
ほんけん
)
の琴であった。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“本間”の意味
《名詞》
曲尺六尺の長さ。
楽器の標準的な長さ。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“本間”で始まる語句
本間七郎
本間良太
本間孫四郎