木本きのもと)” の例文
しかしこれから紀州の木本きのもとから新宮までの汽車は通じていない。嶮峻峠をこえてゆくのだ。Kさん、Oさんなどバスで先発。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近江の西山村の佐吉という百姓は、病気で田の草もとることが出来ずにいると、日頃信心の木本きのもとの地蔵が、いつの間にか来て、すっかり草をとって下さった。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
まもなく、木本きのもと
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)