木末うら)” の例文
板塀の上に二三尺伸びている夾竹桃きょうちくとう木末うらには、くものいがかかっていて、それに夜露が真珠のように光っている。つばめが一羽どこからか飛んで来て、つと塀のうちに入った。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)