木揺こゆ)” の例文
するとやがて、がさッとかそけき木揺こゆらぎがしたようだった。天地はせきとし、およそ鳥けもの、地虫の類までが一瞬、しいんとひそまった感じである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)