朝霽あさばれ)” の例文
このあたりに類はないから、人々は総六が自讃する、怪しき鳥の挙動ふるまいにはさもなくて、湯河原の雲をじ、吉浜の朝霽あさばれや、真鶴の霜毛にして、名だたる函嶺の裏関越え、小田原の神に使した
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)