朝野僉載ちょうやせんさい)” の例文
そのほかには、原化記げんかき朝野僉載ちょうやせんさい博異記はくいき、伝奇、広異記こういき幻異志げんいしなどから、面白そうな話を選んで申し上げたいと存じます。
朝野僉載ちょうやせんさい』に、徳州刺史張訥之の馬、色白くてねりぎぬのごとし、年八十に余りて極めて肥健に、脚はやく確かだったとある。
祖父の張薦ちょうせんも有名の人物で、張薦はかの『遊仙窟ゆうせんくつ』や『朝野僉載ちょうやせんさい』を書いた張文成ぶんせいの孫にあたるように聞いて居ります。
朝野僉載ちょうやせんさい』には大酔して崖辺でねむった人の上へ虎が来て嗅ぐと虎鬚がその人の鼻孔に入りハックションとった声に驚きその虎が崖から落ちて人に得られたとある。
唐の張鷟ちょうさくの『朝野僉載ちょうやせんさい』に、嶺南の獠民、鼠の児目明かず、全身赤くうごめくものに、蜜を飼い、はしはさみ、取って咬むと喞々しつじつの声をなす、これを蜜喞みつしつといいて賞翫するとあり。