“朝定”の読み方と例文
読み方割合
ともさだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
順序としていえば、前月の二月二十六日、尊氏は降人こうじんとして、終日のぬかるみと小糠雨こぬかあめにまみれた姿で京都につき、夜、上杉朝定ともさだのやしきに入った。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この論告はかえって尊氏の窮地をまざと響かせたものとみえ、逆に、直義の方へはしる者が多かった。斯波しば高経、今川範国のりくに、二階堂時綱、小笠原政長、上杉朝定ともさだ、同朝房。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)