服装つくり)” の例文
旧字:服裝
これで顔にむこうッきずでもあれば、うってつけの服装つくりなんですが、それこそ、辻のお地蔵さんへあげるお饅頭みたいな、あいくるしい顔だ。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それならなぜあんな地味な服装つくりをしているのだろう。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
思いきや自分と同じ服装つくりの白の弥四郎頭巾が、ぬっくとそこに立ちはだかっているので、大刀を膝に引き寄せるが早いか、じりっと膝のむきを大次郎の方へ寄せて、声は、冷たい笑いを含んでいた。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)