有情うじやう)” の例文
たゞ有情うじやうの者をのみ蹴る記憶のはりの痛みによりてしば/\涙を流さしむることあり 一九—二一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
香料の眼にたまる有情うじやうの涙
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
有情うじやう非情ひじやうとを眺めて
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
有情うじやうも同じ世々の秋。
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
有情うじやうぬるみの春の夜の
騎士と姫 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
有情うじやうの涙誘へるか。
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
天地有情うじやうの夕まぐれ
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)