最上等さいじょうとう)” の例文
「さあおあがりなさい。これは天国の天ぷらというもんですぜ。最上等さいじょうとうのところです」といながらぬすんで来たかくパンを出しました。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ことに一番いいことは、最上等さいじょうとうの外国犬が、むこうから黒い影法師かげぼうし一緒いっしょに、一目散いちもくさんに走って来たことでした。じつにそれはロバートとでも名のきそうなもじゃもじゃした大きな犬でした。
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)