“書綴”の読み方と例文
読み方割合
かきつづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうかその心持をと思って物語ぶりに書綴かきつづって見ましたが、元より小説などいうべきものではありません。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
鏡に照して白髪に驚くさまは仏蘭西フランスの小説家モオパサンが『終局フィニイ』といふ短篇にも書綴かきつづられたり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
さて、前章に引続いて、私は深山木幸吉の気の毒な変死の顛末を書綴かきつづらなければならぬ。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)