書損かきそこ)” の例文
ようやく硯箱を取寄せて、かみふでらせましても、お照は紙の上に涙をぽろ/\こぼしますから、墨がにじみ幾度も書損かきそこない、よう/\重二郎の云う儘に書終り、封を固く致しました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)