“曳火弾”の読み方と例文
読み方割合
えいかだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、ブーンと風をきって曳火弾えいかだんのように米友の手のうちから飛び出したのは、それは例の宇治山田以来身辺を離さぬところの杖槍つえやりでありました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この候補生は前進の途中、後方から味方の弾丸にこむらを射抜かれたのです。それで匐いながら後退して来る途中、眼の前の十数メートルの処で敵の曳火弾えいかだんが炸裂したのだそうです。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)