“暗菫色”の読み方と例文
読み方割合
あんきんしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで彼等が町を出外れて、空っぽな公有地に出た時には、夕映がまだ金色（こんじき）に照って明るく晴れ渡っているのに目を瞠ったのだった。太陽は黒ずんだ樹木や暗菫色（あんきんしょく）の遠影のあなたに沈みかかっていた。
青玉の十字架 (新字新仮名) ／ ギルバート・キース・チェスタートン(著)