“晩成”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくて50.0%
ばんせい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おじさまは何でも一生かかってなさる事はしているわね、お庭、やきもの、お仕事、みんな晩成おくてなのね。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
自分はきょう限り、道場から身を退こうと思う。世間からも身を隠す。隠居ではない。山中へ行って、弥五郎入道一刀斎先生の分け入った道の後をたずねる心で、なお、晩成ばんせい大悟たいごを期したい。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)