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昵近
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じっきん
ふりがな文庫
“
昵近
(
じっきん
)” の例文
豊後国
(
ぶんごのくに
)
東郡中村の人。弘化元年九月
大阿闍梨
(
だいあじゃり
)
に同五年五月
大僧都
(
だいそうず
)
に進み、文久元年十月より輪王寺の宮の
昵近
(
じっきん
)
に加えられ清浄林院と号せられた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
沼南と仕事を
侶
(
とも
)
にした提携者や門下生的関係ある
昵近
(
じっきん
)
者さえが「復たユックリ来給え」で
碌々
(
ろくろく
)
用談も済まない
中
(
うち
)
に撃退されてブツクサいうのは珍らしくなかった。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
それは友愛以上であり、
昵近
(
じっきん
)
である。脂粉を塗っていたものもすべて顔を汚す。最後の覆面も引きはがれる。下水道は一つの皮肉家である。それはすべてのことをしゃべる。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
延徳二年の秋には葉室家が義植将軍に
昵近
(
じっきん
)
なのを利用し、葉室家に頼んで土岐への御奉書を出してもらった。翌年の秋に土岐がまた坂本の陣に戻ると、さらにそれへ使者を出した。
東山時代における一縉紳の生活
(新字新仮名)
/
原勝郎
(著)
格太郎は紀伊家の
用達
(
ようたし
)
にて家富みたるものなり。和学を好み
網代弘訓
(
あじろひろのり
)
を師として国典を読み、又京師の縉紳家にも参して殊に
三条
(
さんじょう
)
内府
実万
(
さねつむ
)
公の邸に親しく
昵近
(
じっきん
)
せり。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
昵
漢検1級
部首:⽇
9画
近
常用漢字
小2
部首:⾡
7画
“昵”で始まる語句
昵懇
昵
昵声
昵懇妓
昵懇客