昔談むかしばなし)” の例文
自分はかう信じたからこそ、此市こゝの名物の長澤屋の豆銀糖でお茶を飮み乍ら、稚ない時から好きであつた伯母さんと昔談むかしばなしをする樂みをさへ擲ち去つて、あかからぬ五分心の洋燈ランプの前に
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)