昔噺むがしこ)” の例文
わらわ、めいめいの家さかえり、めいめいさまのこたつこさもぐり込んだずおん。いつもの晩げのごと、おなじ昔噺むがしこをし、聞くのだずおん。
雀こ (新字新仮名) / 太宰治(著)
くらの石段の下でごはんを食べるのが一ばん好きで、たけに昔噺むがしこ語らせて、たけの顔をとつくと見ながら一匙づつ養はせて、手かずもかかつたが、ごくてなう、それがこんなにおとなになつて
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
長え長え昔噺むがしこ、知らへがな。
雀こ (新字新仮名) / 太宰治(著)
長え長え昔噺むがしこ、知らへがな。
雀こ (新字新仮名) / 太宰治(著)