“早晨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうしん66.7%
アサ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午前五時といいますと、夜色がやっと明け放れまして早晨そうしん爽気そうきが漂うております。鳥の声が近く聞こえますが、虫などのたぐいはまだ出てまいりません。
なんとも言えない静かな上品さがあるもので、朝の気がその上に立ちめて、早晨そうしんの日の光が射しとおしてくる景色などは、言葉では言い切れない大きな詩味を投げかけてきます。
1931年の風雲を寂しく語つてゐるタンクが早晨アサの大霧に赭く錆びついてゐる。
熱河略図 No.2 (新字旧仮名) / 李箱(著)