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『熱河略図 No.2』
ふりがな文庫
『
熱河略図 No.2
(
ねっかりゃくず No.2
)
』
1931年の風雲を寂しく語つてゐるタンクが早晨の大霧に赭く錆びついてゐる。 客桟の炕の中。(実験用アルコホルランプが灯の代りをしてゐる) ベルが鳴る。 小孩が二十年前に死んだ温泉の再噴出を知らせる。 …
著者
李箱
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「朝鮮と建築 第十一集第七号」朝鮮建築会、1932(昭和7)年7月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
早晨
(
アサ
)