“日本媼”の読み方と例文
読み方割合
にほんおうな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月十四日に宿のかみさんに転宿のことを話し、翌十五日に日本媼にほんおうなのところに引越して来た。その晩に将棋を差したが、こまも盤も大戦前の留学生が置いて行つたものである。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
西暦一九二三年八月十三日、Rothmundロートムント 街八番地に貸間があるといふので日本媼にほんおうなの息子が案内してくれた。そこの女主は Prörtzlプレルツル といつて、しきりになまりのある言葉を使つた。
南京虫日記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)