新豊しんぽう)” の例文
朗詠の歌の詞は「新豊しんぽうの酒の色は鸚鵡盃おうむはいの中に清冷たり、長楽ちょうらくの歌の声は鳳凰管ほうおうかんうち幽咽ゆういんす」というのだそうであるが
雑記(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
春鶯囀しゅんのうでん」という大曲の一部だという「入破じゅは」、次が「胡飲酒こいんしゅ」、三番目が朗詠の一つだという「新豊しんぽう」、第四が漢の高祖の作だという「武徳楽ぶとくらく」であった。
雑記(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)