断膓だんちよう)” の例文
旧字:斷膓
終生の失望と遺恨とはみだり断膓だんちようをのふるひて、死苦のかざる絶痛を与ふるを思ひては、彼はよし天に人に憤るところあるも、おそるべき無しとるならん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)