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斃
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お
ふりがな文庫
“
斃
(
お
)” の例文
だが、もともと生き物のことだ。飼いようが悪くって死なねえとも限らねえ。時候の加減で
斃
(
お
)
ちねえとも云われねえ。金魚だって病気もする、それを
半七捕物帳:36 冬の金魚
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
深夜
蛾
(
ひとりむし
)
が
燈
(
ともしび
)
に
斃
(
お
)
ちたのを見て、思い着いて、我が同類の万太と謀って、渠をして調えしめた毒薬を、我が手に薬の瓶に投じて、直ちに君の家厳に迫った。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何とも
悪食
(
あくじき
)
がないたいた様子、お望みの猿は血を吐いて
斃
(
お
)
ち果てておりましたに毛頭相違ござりません。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
十羽ほどの鶏を籠に入れて、売りに来た者がありまして、
雌鶏
(
めんどり
)
と
雄鶏
(
おんどり
)
のひと
番
(
つが
)
いを買いましたが、雌鶏の方は夏の末に
斃
(
お
)
ちてしまいまして、
雄
(
おす
)
の方だけが残りました。
半七捕物帳:51 大森の鶏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
残念な、猿太夫は
斃
(
お
)
ちたとあるわい。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
(
斃
(
お
)
ちても
可
(
え
)
えか……はあ、)
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
斃
漢検1級
部首:⽁
18画
“斃”を含む語句
斃死
射斃
斃馬
斃鼠
共斃
双斃
噬斃
打斃
斃死者
相斃
行斃