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敵慨心
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てきがいしん
ふりがな文庫
“
敵慨心
(
てきがいしん
)” の例文
「H・S」はそれに備えるために、政府を動かして、国民一般の愛国心とソヴエート・ロシアに対する
敵慨心
(
てきがいしん
)
を煽り立てなければならなかった。
工場細胞
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
軍隊を
狙撃
(
そげき
)
する軍隊なのである。そのような、不可解な軍隊を向うに廻して、東山少尉の部下は、
敵慨心
(
てきがいしん
)
を起す前に、
悒鬱
(
ゆううつ
)
にならないわけにゆかなかった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういうと、取次の女房よりも先に、とんとんとん階段を降りた彼女は、悲壮な
敵慨心
(
てきがいしん
)
に燃え、身体が冷水を浴びたように、ひきしまるのを感じた。階下のホールは暗かった。
第二の接吻
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
敵
常用漢字
小6
部首:⽁
15画
慨
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“敵”で始まる語句
敵
敵愾心
敵討
敵手
敵役
敵娼
敵打
敵愾
敵同士
敵持