“敧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そばだ80.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日もそこに来て耳をそばだてたが、電車の来たような気勢けはいもないので、同じ歩調ですたすたと歩いていったが、高い線路に突き当たって曲がる角で
少女病 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
同じような疑問を抱きながら、しばらく、羅門も東儀も耳をそばだてていると、やがて、そこの部屋のふすまがあいた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
有り合せの干鰯ほしいわしさかなに、家のうちで酒をみ交していた一学と木村丈八は、そとの声に、さかずきを措いて聞き耳をてていたが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)