放翁ほうおう)” の例文
放翁ほうおう古体こたい今体こんたいを混じて千以上の詩篇を作りしに非ずや。ただ驚くべきは蕪村の作が千句ことごとく佳句なることなり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
余イヘラク、コノ語非ナリト。何ゾヤ。則チ少陵しょうりょう虁州きしゅう以後、山谷さんこくハ随州以後更ニソノ妙ニいたル。而シテ放翁ほうおう七十余ノ作イヨ/\絶妙ト称セラル。あに頽唐ニ属センヤ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)